column
社会人のマナーについて①
2023.05.22 会社法務
大阪府守口市のアミアカルヴァ行政書士法人 スタッフです。
今回は社会人のマナーについてです。
そもそも、社会人として、なぜマナーが必要なのでしょうか?
社会人の「私」は、私という一人の人間であると同時に、会社や団体の一員であります。
特に、会社や団体の従業員・構成員として行動する場合は、
「私」に対面する人にとっては、
「私」を通じてその背景にある会社や団体を見ることになります。
つまり、
「私」は会社や団体の代表なのであり、
「私」が問題行動を取れば、会社や団体全体の評判を下げることとなり、
逆にしっかりとした行動を取れば、それは会社や団体の評判の向上に繋がるのです。
社会人の「私」は、私という一人の人間であるだけでなく、
会社や団体の従業員・構成員であるということを自覚して行動することが大切です。
社会人としてのマナーが求められるものとしては、以下のようなものが挙げられます。
・身だしなみ、服装
・言葉遣い、敬語
・挨拶、お辞儀
・時間
・名刺交換
・電話やメール
・席次
ひとつずつ見ていきましょう。
まず、身だしなみ、服装です。
やはり、見た目は第一印象に繋がります。
身だしなみ、服装がだらしないと、仕事面においてもだらしなく、いい加減なものであるという印象を与えてしまい、
信用に欠けてしまいます。
また、時と場合に応じた適切な服装であること(TPO)も大切です。
次に、言葉遣い、敬語です。
敬語には尊敬語、謙譲語、丁寧語の3つがあります。
尊敬語は相手に敬意を表わす場合に用いるもので、相手をあげるイメージです。
謙譲語は相手にへりくだる場合に用いるもので、自身を下げることにより相手をあげるイメージです。
丁寧語は言葉遣いを丁寧にして、相手に敬意を表わす場合に用います。
話をする相手や時、場合によって使い分けることが大切です。
次に挨拶、お辞儀です。
挨拶は相手を認める行為であり、相手を尊敬する表現です。
また、挨拶をすることにより、相手への印象がよくなります。
挨拶は相手の目をみて、笑顔ですることが大切です。
そして、挨拶とは切っても切り離せないものがお辞儀です。
お辞儀には約15度の会釈と、約30度の敬礼、約45度の最敬礼があります。
会釈は軽い挨拶の場合に、敬礼は来客時などに、最敬礼はお礼やお詫びの際に行います。
挨拶とお辞儀を繋ぐものとして同時礼と分離礼があります。
同時礼は挨拶の言葉とお辞儀を同時に行うものであり、
分離礼は挨拶の言葉を述べた後にお辞儀をする作法であり、
分離礼の方が正式なお辞儀といえます。
これら挨拶とお辞儀についても、時と場合、相手によって適切に使い分けることが大切です。