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~「生命保険を受け取りもれなくすんでホッとした」相続手続きにおいても保険証券をよく読むのは大切!~
2024.08.21 ファイナンシャルプランニング
アミアカルヴァ株式会社のファイナンシャルプランナー 竹原庸起子です。
生命保険証券を確認するのはファイナンシャルプランナーの仕事です。
アミアカルヴァ行政書士法人とアミアカルヴァ株式会社では、幅広い相続のお手続きに対応できるようにするため、多種多様な資格者が在籍しております。
ところで、昔からのお客様の相談から、ファイナンシャルプランナーと行政書士とで連携して解決しました
「生命保険受取り漏れを防いだ」という事例をお伝えします。
お父様 Aさん(80歳)が令和2年1月にお亡くなりになり、そのお子さんである長男Cさん(55歳)と
長女Dさん(50歳)がアミアカルヴァ行政書士法人に相談に来られました。
お父様の妻、つまり相談者らのお母様Bさんは10年前にすでにお亡くなりでした。
相談に来られた時は相続人調査ができる戸籍謄本など一式をお持ちで、相続人はこの長男長女のお二人だけであることはすぐにわかり、
お父様の遺産は自宅不動産(土地及び建物)、預貯金1000万円だけであり、お仕事でお忙しいCさんとDさんは、
不動産の名義変更も預貯金解約もすべてアミアカルヴァ行政書士法人に任せたいとのこと。
アミアカルヴァ行政書士法人が遺産整理手続きとしてお受けしました。
そしてアミアカルヴァ株式会社に、生命保険の証券のチェックなど、今後の家計のサポートもして欲しいとのことでしたので、
アミアカルヴァ株式会社のファイナンシャルプランナーも相談に同席しました。
<相談内容>
預貯金の遺産整理と不動産の名義変更手続きは、CさんとDさんの仲の良さから、まったく揉めることもなく、
また、お二人とも印鑑証明書など必要書類をすぐに準備くださったので、粛々と手続きは進めることができていました。
※不動産の名義変更はアミアカルヴァ行政書士法人の協力先司法書士により完了しました。
そんな中、Cさんからアミアカルヴァ株式会社のファイナンシャルプランナーに電話がありました。
ファイナンシャルプランナーがお話を伺うと
「父Aの身の回りの書類を見ていると、かんぽ生命の証書がでてきました。たぶん今回の相続手続きには関係ないと思いますが、念のためお電話しました。
昔、父がこれは済んだものだと言っていましたし、契約者は父A、被保険者は父A、受取人は母Bで、父は解約したと言っていましたから。」とのこと。
ファイナンシャルプランナーは、
「その書類を一度見せていただけませんか。もしその契約が解約されていないのでしたら、今回の相続手続きに関わってきます。
受取人であるお母さまBさんがお亡くなりですので、もしAさん死亡によりBさんが受け取れるものがあるのでしたら、
それをさらにCさんとDさんとが相続することになるので、どちらかおひとりが受け取る場合は遺産分割協議書に記載必要ですし、
これからの手続きの一環で進めなければなりませんから。もし受け取れるものをそのまま置いておくのはもったいないですし。」
とお伝えし、書類のコピーを預かり郵便局のかんぽ生命担当窓口に調べに行きました。
(アミアカルヴァ行政書士法人の行政書士が受任者となる委任状などの正式な手続きをしております)
<結果>
すると、この保険は解約されていなかったことがわかり、受取金額は300万円ほどでした。
結局、不動産や預貯金はすべてCさんが相続し、かんぽ生命の受け取り分はDさんが受け取るという手続きをいたしました。
このように亡くなった方の身の回りから出てきた書類は、
「これは関係ないだろう」と思わず、ぜひとも専門家に相談してください。
亡くなった方が想いを込めて遺された財産、相続人はきちんと受け取っていただきたいですし、
もし漏れがあった場合で相続税の算定に関係がでてくることもありますから。
アミアカルヴァ行政書士法人になんでも頼って下さい。
かならず解決に導きます。