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成年年齢が18歳になってから留意すべきこと~ファイナンシャルプランナーのつぶやき
2023.07.14 ファイナンシャルプランニング
アミアカルヴァ株式会社 ファイナンシャルプランナーの竹原庸起子です。
2022年4月1日から成年年齢が18歳になりました。
「18歳」と聞きますと
「あ~私もあんな時期があったなあ。もううん十年前のことか。。。。」と回顧してしまいます。
歳を重ねれば重ねるほど、考えが偏っている自分を変えたいと思いながらも、
時間が無いとか言い訳ばかりでなにも変わらないままです。
アミアカルヴァ行政書士法人・アミアカルヴァ株式会社の若いスタッフたちのおかげで、
そんな自分を省みることができており、いままでの体制を見直すきっかけになっています。
ところで、そういえば、2022年4月1日から140年ぶりに、民法が改正され、
成年年齢が18歳になったがどういう影響がでているのかな?と再度確認するために今回の記事でまとめます。
※「民法の一部を改正する法律」が施行されました
※以下、政府広報オンライン「18歳から大人に!成年年齢引き下げで変わること、変わらないこと」より引用します
成年年齢とは、次のことを言います
① 一人で「契約行為」をすることができる年齢のこと
② 父母の親権に服さなくなる年齢のこと
何年生まれの人がいつ新成人となるのか、表でまとめていました。
生年月日 |
新成人となる日 |
成年年齢 |
2002年4月1日以前生まれ |
20歳の誕生日 |
20歳 |
2002年4月2日から2003年4月1日生まれ |
2022年4月1日 |
19歳 |
2003年4月2日から2004年4月1日生まれ |
2022年4月1日 |
18歳 |
2004年4月2日以降生まれ |
18歳の誕生日 |
18歳 |
では成年に達するとなにが変わるのでしょうか?未成年のときとどう変わるのでしょうか?
例えば、携帯電話の契約、不動産の賃貸借契約、クレジットカードを作る、
ローンを借りる、などが一人でできてしまうようになります。
いままでは親の同意が必要でしたが、18歳になったら一人でできてしまうのです。
またパスポートも10年有効期限のものも作れますし、行政書士、司法書士などの登録もできるようになりました。
結婚できる年齢も変わります。女性が結婚できる最低年齢は16歳から18歳に引き上げられました。
その一報で、喫煙、飲酒、競馬などは20歳以上にならないと許されないのは従前通りです。
養子縁組についても、20歳にならないと養親にはなれないのも変わりません。
ということは、いままでは18歳は未成年者でしたから、
親の同意なしに不利な契約をしたときは未成年者取消権を行使できましたが、これからはできなくなります。
18歳になったらもう一人で考え行動し、契約し、責任もとらなければならないのですね。
「贈与」について各特例も年齢制限が変わります。
いままで20歳以上を対象としていた次の特例が18歳から適用可能になりました。
「贈与税の特例税率」「相続時精算課税制度」「結婚・子育て資金の非課税」
「住宅取得資金贈与の特例」などです。
これらは贈与年の1月1日において18歳以上、4月以降にする契約の場合に適用されているのです。
「相続」については、未成年者が遺産分割協議に参加する際に特別代理人をつけなければならなかったのが、
新しい法律で成年になった人は、特別代理人をつけずに可能になりました。
18歳で成年となることにより、このような変化があるとは、改めて若い世代を大人として認識し、
接するようにしなければならないと思う反面、
悪徳業者から守らなければならないということも忘れないでいなければなりません。
このように当アミアカルヴァ株式会社には経験豊富なファイナンシャルプランナーがおります。
お金のことで気になることがありましたら、弊社のファイナンシャルプランナーを頼ってください。
ご相談お待ちしております。