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デジタル遺品の終活事例
2023.02.24 相続・遺言
大阪府守口市の アミアカルヴァ行政書士法人 スタッフ です。
今回はデジタル遺品の終活をおこなわれたお客様の事例をご紹介します。
60代 女性 ひとりぐらし 結婚歴なし お子様なし
推定相続人 は 兄弟5名(うち1名はすでにお亡くなりで 甥・姪が3名)
つまり、自分が万一のときは、兄弟姉妹と甥姪合計7名が相続人になることを知り、
これはややこしいぞと公正証書遺言書作成の相談に来られました。
またこのかたの趣味がパソコン操作でしたので
以上のものはすべてお持ちでした。
□ガラケー
□スマホ
□パソコン
□デジタル会員証
□ポイントカード
□FB ツイッター インスタグラムなどのSNS
□メールアドレス
□ネット銀行口座
□ネット証券口座
□クレジットカード
□課金ゲーム
遺言書でネット銀行口座の財産と、ネット証券口座の財産はだれに相続させるかを決めたのはもちろんのこと、
デジタル遺品の主要例すべてについて、さらに次の内容をわかりやすいワード文書で作成されました。
「会社名など特定できるもの」
「お客様相談室などの連絡先電話番号と住所」
「いつどこで購入したかわかる範囲で」
「自分の死後どうしてほしいのか詳細に」
そして用紙にプリントアウトして、そのプリントを公正証書遺言書とともに封筒にいれ、
かつ「お手紙」も残しました。そのお手紙には
○○ちゃん、あんた、この手続き面倒やとおもってるやろ?
でもな、頼むわ。このデジタル社会では遺言書に記載できるのはちょっとやから
なんとか手続してな。
もし困ったらこの遺言つくるときに世話になった竹原先生に相談に行きや。
なんとかなるわ。知らんけど
と関西人お得意の愛のこもったメッセージを。
このかたの担当をさせていただいた私は、
終活のイメージがこんなに明るいものなのか??!と教えられた気がします。
コロナ禍で心がつらいかたも多いですが、ニコニコ終活してみませんか?
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